炭火串焼 ふく

開店までのストーリー

〈 1998年頃 〉

世の中は個性的なカフェブームが始まろうかという時代でした。 対照的に昔から大きなブームもなく、どちらかといえば飲食業界の中では地味な業態でした。しかし歴史もあり多くの人が好きな焼きとりを当時あった多くの焼とり屋さんとは違う、もう少しライブ感がありワクワクする少しだけ個性的な店づくりをしたら楽しいだろうなと。そしてそのような場所に、人は集まってくるだろうなという思いの基、準備をスタートしました。

2003年、炭火串焼ふく開店

〈 2002年の夏頃この物件に出会いました。 〉

もともとはとても古い建物が建っていたのですが、それを取り壊し新しい建物を建て店内はスケルトン状態からのスタートでした。物件のオーナーさんはじめ不動産屋さん、友人、知人、色々な人がとても協力的に準備を進めていただき、openまでに半年程の時間はかかりましたが、本当に人に恵まれたスタートでした。その頃の代々木上原はまだ、今程賑やかではなく、どちらかというと静かな街でわざわざ食事の為に電車を降りて来るという事はあまりありませんでした。地元、近隣在住の方、この街で仕事をしている方中心に賑わっているという印象でした。

〈 楽しいものをつくろうという思いは強かったです。 〉

やはりせっかく炭を使うわけですから食べるだけではなく、焼いているものを見たり聞いたり、ライブ感を感じていただけたらと思いました。お店を想像した時に外から見て、人々が焼き台を囲み、けむりが立ちのぼり、楽しそうに食事をしているのが目に浮かびました。

日本の伝統的な食文化

〈 日本の伝統的な食文化を 〉

奇をてらわずに楽しんでもらいたいとの思いから始めたお店ですが、日本人はもとより海外の方々がこんなに焼き鳥を好きとは・・・最初は地元のお客様中心に始まったお店も皆様の口コミにより遠方から、そして海外から連日お越しいただいております。何度行っても飽きない、また行きたくなる。そんなお店であり続けたいです。